皆様、こんにちは。久々の投稿になってしまいました(汗 ←古い?)

日本もコロナ感染が広がっているとお聞きしました。
一方、ニューヨークはもう誰もコロナの話をしません。。この温度差は何?

Times
Times Sq.は人混みでごった返し

さて、前々々回、ニューヨークの苦労話を恥じらう事無く致しましたが、

今回は久々にデッカイ案件が舞い込んできて躍起になっている大坂です。

今までで一番大きな案件は、200億のアカウントを引っ張ってきた事ですが(自慢!)、
今回はそれから約8年ぶりに45億のビル売買案件の話です。


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昨年、コロナ中で暇を持て余しておりました私を不憫に思った友人が、
「ある成功者を成功したい」と一本電話をよこしてきた。

え、紹介は超ウェルカム!!
早速、3人で会う事に。

コロンバスサークルの高級フレンチでランチのアポを取って頂き、
どんな大物が来るのかとドキドキしていた。

そこに現れたのは、あの「財閥解体」で話題になった○○不動産の御曹司だった。

「このレストランの上に僕住んでいるので、良ければこの後、皆さんでお茶でも」
行きます行きます!!w

セントラルパークを一望出来る高層階。

あさの2
あさの3


ゼロの数を聞き間違えたかと思うくらいの高額アート。

Asano1


「僕のお友達がね、ビルを探してるのね。
パークとかマディソンとかそんな変アベニューではなくて、
5番街にしか興味ないのだけれど、お手頃なのあるかしら」

「ご予算は?」

「そうねえ、100億以下くらいかしら」

「5番街では、規模を考えると
大体400〜500億のものが多いのですが、
何せ初めてのNYの投資ですから、
例えば小さ目から始められまして
一等地からやや下った10階建てくらいの物でしたら、50億くらいで
ちょうど1棟ございます」

「あ、そう?じゃ今から見に行きましょう」

そしてアポ取り、内覧。

「ここなら彼も気に入るでしょう」
と仰るので、大物とのやり取りが始まった。

間に3人。。。
こういう時には、Decision Makerと直でやり取りしたくなるのが本音だが、
周りにはピッカピカの財務大臣のおつきが何人もいる。

問題は、「円がダダ落ちでどうしましょ」ってことなんですが、
「ああ、それなら問題無し。米国内の口座に200億くらいは保管してますんで」という。

若き日々の苦労を思い出しながら、
パワポとエクセルで徹夜で資料を作り、
翌日には、元野村のバリバリエリートのおじ様と
Zoom面談。

「実はね、この斜め向いのビル、昨年48ミリオンで売れたでしょう。
あれ買ったの、彼の友達でね。近いから安心感があるって。」

ほ〜。。。お金の使う感覚がやっぱり違うw


事なきを得て面談が終わり、

「これで提案しますね」
とのことで返事を待つ。

こればっかりは、日本語なので若手に資料作りは任せられないのが辛いところが本音である。

そして、いよいよ、案件のオファーへ・・・

スムーズに行くといいのですが・・・


(続く)